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ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』

野生の探偵たち〈上〉 (エクス・リブリス)

野生の探偵たち〈上〉 (エクス・リブリス)

野生の探偵たち〈下〉 (エクス・リブリス)

野生の探偵たち〈下〉 (エクス・リブリス)

二人の詩人はなぜ突如失踪したのか、五十人を超える人物への聞き込みを行なうことでそれを検証していく。失踪事件と関係あるんだかないんだかよくわからない身の上話のようなものが延々と続いて、ところどころおもしろさはあるんだけど、ハードカバーで八百ページ超のボリュームというのもあって、読んでいるとだんだんつらくなってくる。

オクタビオ・パスをはじめとしてメキシコの詩歌についての言及が多くて、ちょっとよくわからない部分が多かった。一気に読んでしまうよりもじっくりと腰を据えて少しずつ読み進めたほうがいいタイプの小説だったかもしれない。

タイトルはミステリっぽいけどミステリではない。というか広義のポストモダンミステリに分類されるのかな。オルハン・パムクの『わたしの名は赤』に近いものを感じる。