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J・M・クッツェー『エリザベス・コステロ』

エリザベス・コステロ

エリザベス・コステロ

ふーむ……。難解、というか、そもそもこの本は小説なのかなんなのか。

この作品の主人公のエリザベス・コステロという人物は架空の作家で、これはあきらかにクッツェーのペルソナなわけだが、そのエリザベス・コステロの講演の講義録が物語の主軸となっている。しかしその語る内容が高度すぎるというか、自分が問題を共有できていないからか何を言ってるのかよくわからない。もっと詳しい解説がほしい。

カフカ的な(あまりにカフカ的な)ストーリーを書きながら「カフカエスク」という言葉に毒付いたり、ニーチェの名前が出てきたり(自分はいままでクッツェーとニーチェの間にまったく関連を見いだせなかったのだけれど)と断片的なところが興味深かった。