レナード・ムロディナウ『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

ダンカン・ワッツの『偶然の科学』がおもしろかったので似たようなテーマかなと思い読んでみたら、一部紹介されているエピソードが重なっているものの内容自体はだいぶ異なっていた。直感では勘違いしがちな確率についてのエッセイと統計にまつわる歴史の本ですね。認知心理学についていろいろ読みたかったんだけどこれはこれでおもしろかった。

しかしちょっとあっさりしすぎな気もする。モンティ・ホール問題なんかは確率論について多少でも興味があるひとならだいたいみんな聞いたことあるんじゃないかな。