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ジャック・フィニィ『ふりだしに戻る』

ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫)

ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫)

ふりだしに戻る (下) (角川文庫)

ふりだしに戻る (下) (角川文庫)


時間SFの古典でミステリファンの間でも評価が高い作品なのだけれど、個人的にはたのしめなかった。

十九世紀末のニューヨークに対する懐古趣味が強く打ち出されている小説なのだけれど、ぼくはその時代のニューヨークにたいしてとくに興味が無いし、この本自体が四十年前に書かれたものだから、昔の小説で昔はよかったみたいな主張を読むはめになってしまってああそうですかとしか言いようがない。手紙の謎に関してもさしたる驚きもなくておもしろがりようがない。

なによりも冗長すぎる。下巻に入ったあたりからげんなりとしてしまう。